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美と芸術の理論: カリアス書簡 (岩波文庫 赤 410-2) 文庫 – 1974/6/17

4.3 5つ星のうち4.3 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1974/6/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1974/6/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 96ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003241029
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003241028
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシラーの芸術論は、カントの哲学に影響を受け、カントが〝判断力批判〟で美とは主観的=合理的なものだと論じたのに対し、シラーは、美とは感性的=客観的であると述べ、独自の美学を打ち立てました。「現象における自由」が美であると言う根本思想のもと、彼の美学が、友人ケルナーに宛てて書き送った書簡に、明快に述べられています。美学を学として確立したのは、カントとシラーであるとさえ言われている。芸術を目指す人には、一度は接してもらいたい芸術論です。
2018年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I.カントの美学の最初の継承者とあったので、正統的な理解をしているのでは?と期待したのですが、どの程度正確にカントを理解しているか、良く分かりませんでした。なかなかの論を展開しているようですが、詩人でもあるので、もう少し簡潔な表現(言い回し)をして欲しいかな?と言うのが私の印象です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
積年経過した本だが奇麗な状態でした!本の表紙、ページをめくっても、思っていた以上に良かった。
2007年8月10日に日本でレビュー済み
 シラーは自らの美学論の集大成として『カリアス』という書籍を著すつもりでした。しかしその夢が実現されることはなく、代わりに友人のケルナーにあてた手紙が「カリアス書簡」(本書)として伝わっています。
 さて本書は「書簡」でありますがシラー美学の根幹が明快に述べられています。もちろん現代の観点からすれば不備・不足はあるでしょうが、学問としての「美学」がカントと、そしてシラーの手で構築されたといっても過言ではないでしょう。
 文学論や芸術論など「美」に関わる者あるいは関心がある者ならばカントの『判断力批判』とシラーの『カリアス書簡』は無視できないでしょう。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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